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お人好しは何かと巻き込まれる

第15章 エキドナの研究

「では、別の部屋に移動しようか」


そうして案内された部屋はシングルベッド
の大きさの石段があり実験道具など
ルシアリアが見ても何かわからない物が
たくさん置かれてある不気味な研究室だった。

「本当に痛い事しません?」

「せんよ。まぁ、この部屋を見れば
心配になるのも頷けるが客人を
傷つけたりせんよ」

「すみません。疑っちゃって…」

「素直でよろしい。さ、その寝台に
服を脱いで横になるがいい」

「え!服を脱ぐんですか!?」

「観察に服は邪魔でしかないじゃろ?」

「それは…、そうですね」

と言いつつも服を脱ぐのに抵抗がある。

「なんじゃ?人間との和平交渉は諦めるか?」

「脱ぎます!脱ぎますからぁ」

エキドナはルシアリアのお人好しそうな
性格を見抜いて焚き付ける。

下着だけになり石段の上に横になる。

「往生際が悪いのぉ」

指先をちょっと動かしただけでルシアリアの
下着も魔法で剥ぎ取られてしまった。


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