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お人好しは何かと巻き込まれる

第15章 エキドナの研究

「じゃあ、早くフォルトと合流しなくちゃ」

「もう行くのか?もっとゆっくりして
いって良いのじゃぞ」

マッサージをいたく気に入り
ルシアリアを引き止めるエキドナ。

「ありがとうございます。
お言葉は嬉しいのですがフォルトが心配なので」

「魔王を倒したのじゃろう?トカゲ相手に
引けは取らんじゃろうに」

「私は何もしてあげれないのでせめて
心配だけでもしてあげたいんです。
心配しなくてもすごく強いのは
知ってるんですけど…」

「そやつは幸せ者じゃのぉ。なら
行ってやるが良いよ。そうじゃ、
お主の功績に妾から加護をやろう」

「加護?」

「お主は何の魔法が使える?」

「生活魔法と治癒魔法だけですが…」

「お主らしい魔法じゃのぉ」

エキドナは優しい笑みを浮かべて
ルシアリアの頭を撫でてくれる。

それと同時に全身が淡く光る。

「魔法の効果がほんの少しだが上がる」

「すごい!ありがとうございます!」

加護をもらえるとは思わず感激する。
エキドナも満足そうな顔をしていた。

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