お人好しは何かと巻き込まれる
第23章 蜘蛛の残党
「ルシアリア、あなたには感謝しても
しきれません。他の者から加護を
もらってるようだけど私からも
どうか受け取ってください」
妖精女王であるエカテリーナが
ルシアリアの回りを飛んで一回りする。
すると全身がホワッと光り消える。
「ありがとうございます。…これは
どんな効果があるんですか?」
「それは…」
「わぁあああ!助けてくれー!」
突如、叫び声が森に響き渡る。
みんなに緊張が走る。
大樹の下を見ると蜘蛛の残党が人を襲っていた。
襲われている人は銀色の甲冑を身に纏い
強そうだが尋常ではない蜘蛛の数に
怯えてしまっている。
「あれは…王都から派遣された騎士…
蜘蛛の大量発生を聞いて来ていたのか?
蜘蛛は司令塔をなくし混乱して暴れて
いるのかもしれない。
…ルア、俺は行ってくる。
その前に…ルアに蜘蛛除けの魔法をかけとくよ。
さっきの異質な奴には効かないけど
そこらの蜘蛛には効くから。
でも危ない事はしないでここで待ってて」
しきれません。他の者から加護を
もらってるようだけど私からも
どうか受け取ってください」
妖精女王であるエカテリーナが
ルシアリアの回りを飛んで一回りする。
すると全身がホワッと光り消える。
「ありがとうございます。…これは
どんな効果があるんですか?」
「それは…」
「わぁあああ!助けてくれー!」
突如、叫び声が森に響き渡る。
みんなに緊張が走る。
大樹の下を見ると蜘蛛の残党が人を襲っていた。
襲われている人は銀色の甲冑を身に纏い
強そうだが尋常ではない蜘蛛の数に
怯えてしまっている。
「あれは…王都から派遣された騎士…
蜘蛛の大量発生を聞いて来ていたのか?
蜘蛛は司令塔をなくし混乱して暴れて
いるのかもしれない。
…ルア、俺は行ってくる。
その前に…ルアに蜘蛛除けの魔法をかけとくよ。
さっきの異質な奴には効かないけど
そこらの蜘蛛には効くから。
でも危ない事はしないでここで待ってて」