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お人好しは何かと巻き込まれる

第24章 崖の下で

ルシアリアの目が覚めると間近に知らない
男性の顔があった。

目を瞑り寝ているようだ。

抱きかかえられてるようで動けない。
ジタバタしてると男性が目を覚ました。

「目が覚めたんだね。良かった。
調子はどう?」

そう聞かれて崖から二人で落ちた事を
やっと思い出す。

こういう時、治癒能力が高くて本当に
良かったと思う。痛みは特に感じない。

「私は…大丈夫です。あなたは大丈夫?」

「僕の名はジーク。君のおかげで助かった。
ありがとう。まずは君の名前を聞いてもいい?」

ここで改めて顔を見ると金髪碧眼の
イケメンである事に気付いた。

フォルトもイケメンだがまた種類の
違うイケメンである。

まるでおとぎ話に出てくる王子様の
ようにカッコいい顔立ちをしていた。

こんなカッコいい人がいるんだな~と
感心しながらも名前を名乗る。


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