お人好しは何かと巻き込まれる
第25章 勝敗
ジークベルト達、王国騎士団が
もう少しで王都に到着するという時に
ドラゴンの目撃情報が入った。
ものすごいスピードで王都へ近付いて
帰還途中の王国騎士団はもちろん
王都の見張りに立っていた警備兵は
ドラゴンが攻めてきたと思い警戒態勢を
取ろうとして
その心配が杞憂に終わりドラゴンが
すぐにいなくなった事に安心する。
何事だったのだろうと王都の南門へ
ジークベルト達、騎士団が急いだ先で
待っていたのはここにいるはずのない
ルシアリアとフォルトだった。
「勝負は俺の勝ちだな」
腕を組み馬上のジークベルトを不敵に笑い
見上げるフォルト。
「どうしてここに……さっきのドラゴンか!」
「そう、何をしても俺だって譲れない
ものがあるからな」
本当はギーニ達のゴリ押しのおかげ
なのだがここは勝ち気でいく。
「ドラゴンまで味方につけるなんて
反則だろー」
「おまえが急に変な勝負を吹っ掛けるのが悪い」
「……僕の負けだよ。君が相手だったのが
運の尽きだ」
もう少しで王都に到着するという時に
ドラゴンの目撃情報が入った。
ものすごいスピードで王都へ近付いて
帰還途中の王国騎士団はもちろん
王都の見張りに立っていた警備兵は
ドラゴンが攻めてきたと思い警戒態勢を
取ろうとして
その心配が杞憂に終わりドラゴンが
すぐにいなくなった事に安心する。
何事だったのだろうと王都の南門へ
ジークベルト達、騎士団が急いだ先で
待っていたのはここにいるはずのない
ルシアリアとフォルトだった。
「勝負は俺の勝ちだな」
腕を組み馬上のジークベルトを不敵に笑い
見上げるフォルト。
「どうしてここに……さっきのドラゴンか!」
「そう、何をしても俺だって譲れない
ものがあるからな」
本当はギーニ達のゴリ押しのおかげ
なのだがここは勝ち気でいく。
「ドラゴンまで味方につけるなんて
反則だろー」
「おまえが急に変な勝負を吹っ掛けるのが悪い」
「……僕の負けだよ。君が相手だったのが
運の尽きだ」