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お人好しは何かと巻き込まれる

第26章 王都の1日目

田舎丸出しでキョロキョロと物珍しそうに
見ていく。

そんなルシアリアが可愛くて手を繋いで
誘導していくフォルト。

中央へ進むにつれて人も多くなっていく。

「今日は何かイベントでもあるの?」

「いや?たぶんないと思うけど…これが
日常だよ。イベントがあればもっと
人が押し寄せてくるよ」

「へーさすが王都だね!」

目に飛び込んでくる情報が多すぎて
何に驚いていいかわからなくなる。

昼食をまだ食べてなかったので遅めの
昼食を食べてから以前フォルトが
利用していたという宿屋へ行く。

部屋に通してもらい一息つく。

「じゃあ、報告をしにギルドに行ってくるよ。
ルアも疲れただろ?ちょっとゆっくりして
から一緒に街を見て回ろうか」

「うん。じゃあ、フォルトが帰ってくるの
待ってるね」

新婚さんのように行ってらっしゃいの
口づけをして見送る。

確かにいろいろとありすぎて疲れている
気がする。

ベッドに横になり目を閉じる。

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