お人好しは何かと巻き込まれる
第26章 王都の1日目
フォルトはルシアリアが落ち着くまで
何も聞かず抱き締めてくれていた。
「もう大丈夫…ありがとう」
「本当に?無理してない?」
「うん。フォルトのおかげ」
「ルアが元気になるならずっと
こうしててあげるよ」
ルシアリアの為というより自分がずっと
こうしていたい気持ちに駆られるフォルト。
「ありがとう。大好き」
ふわっと笑うその笑顔に今すぐベッドに
押し倒したくなるのを我慢する。
我慢する為に別の事を考えようとして思い出す。
「そういえばルア宛に届け物がきてた」
それはとても大きな箱で綺麗に包まれている。
「え?私に?誰から?」
「えっと……ジークからだ」
差出人を確認して何か思い当たったのか
顔を歪めるフォルト。
「何だろう?開けて…いいのかな?」
「変な物ではないよ。とりあえず開けて
みたら?」
そう促され丁寧に包みを開けていく。
箱の中に入っていたのは晴れた空を
思わせるような水色の綺麗なドレスだった。
何も聞かず抱き締めてくれていた。
「もう大丈夫…ありがとう」
「本当に?無理してない?」
「うん。フォルトのおかげ」
「ルアが元気になるならずっと
こうしててあげるよ」
ルシアリアの為というより自分がずっと
こうしていたい気持ちに駆られるフォルト。
「ありがとう。大好き」
ふわっと笑うその笑顔に今すぐベッドに
押し倒したくなるのを我慢する。
我慢する為に別の事を考えようとして思い出す。
「そういえばルア宛に届け物がきてた」
それはとても大きな箱で綺麗に包まれている。
「え?私に?誰から?」
「えっと……ジークからだ」
差出人を確認して何か思い当たったのか
顔を歪めるフォルト。
「何だろう?開けて…いいのかな?」
「変な物ではないよ。とりあえず開けて
みたら?」
そう促され丁寧に包みを開けていく。
箱の中に入っていたのは晴れた空を
思わせるような水色の綺麗なドレスだった。