テキストサイズ

お人好しは何かと巻き込まれる

第26章 王都の1日目

「既製品になってしまうけどサイズを
合わせてもらってアクセサリーを
つけたら大丈夫だろ。

…というか、あいつは何でルアの
ドレスのサイズがわかってるんだよ」

ここにはいないジークベルトに腹を立たせる
フォルト。

「買わなくても借りるだけでもいいんじゃ
ないかな…?そんなに着る事ないだろうし」

「それだと俺の気が済まない。俺が送るから
俺の色に染まってよ」

「…うん。ありがとう」



2人で街に出掛けて見た事のない店や
人の多さに圧倒されながらも仕立て屋に行く。

後は店の人にされるがままフォルトの
好みに合った服を何着も試着させられる。


途中、王族についての話を世間話として
聞いたところによると

現国王には子供が3人おり
第一王子はルークビルクという名で
魔力が高く、貴族とも繋がりがあり
政務に積極的に携わっているようだ。

ただ不気味な噂があるらしい。



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