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お人好しは何かと巻き込まれる

第28章 隠し部屋

「じゃあ、今日はもう休もうか。
疲れただろ?」

「うん。いろんな事があって疲れちゃったね。
フォルトもジーク様もおやすみなさい」

フォルトと隣同士の部屋へそれぞれ入る。

部屋に入ると侍女が待ち構えていた。

「ミリーと申します。ルシアリア様の
身の回りのお世話をさせて頂きます。
よろしくお願い致します」

緑色の瞳でメガネをかけており長い金髪を
二つにおさげにしている。メイド服が
とても似合う綺麗な女性が部屋で
待ち構えていた。

「はっ、はい!こちらこそ、よろしく
お願いします!」

自分の事は自分でできるので侍女は
いらないのだが、追い出すわけにも
いかず頭を下げる。

「今日はお疲れでしょう。気の休まる
ハーブティーをご用意しました」

「わぁ、ありがとうございます」

「ルシアリア様、私に敬語をお使いになるのは
お止めください。」

「はっ、はい!わかりました!…あっ
わっ…わかった。」

お互い顔を見合わせて微笑み合う。

ミリーとも仲良くやっていけそうだ。

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