テキストサイズ

お人好しは何かと巻き込まれる

第28章 隠し部屋

王様との謁見や聖女の拝命など
いろいろあり入浴(ミリーが手伝ってくれようと
したが丁重に断り一人で入った)を済ませると
疲れてすぐに眠りについた。

王城の客室のベッドなだけあり豪華で
マットも柔らかくとても寝心地が良い。



夜もふけた頃ノック音が聞こえた気がして
目が覚める。

ドアの外を見ても誰もいなかったので
ノック音は気のせいだったのだろう。
起きたついでにお手洗いに行く。



トイレを済ませて出た所で女性が蹲っていた。

「どうしました?大丈夫ですか?」

すぐさま駆け寄り顔色を伺うと暗いせいも
あるだろうが血色が悪くひどくヤツレており
ボーっとした様子で焦点が合っていない。

「今、治癒魔法を掛けますからね」







ストーリーメニュー

TOPTOPへ