お人好しは何かと巻き込まれる
第29章 続く監禁
「王城への侵入はそう安々とできないのは
知ってるだろう?
それに誰にも気付かれずにルアの能力が
わかった日にすぐに連れ去られるなんて
城の内情に詳しい者が一番怪しいだろ。
ルアが欲しくて急ぎすぎたのが仇となったな。
ルアが助けた侍女もな、何も覚えて
いなかったが、ルアに助けられた事だけは
治癒魔法をかけてもらったおかげか覚えていた。
…そして事情聴取の中であんたの
名前が出ただけで震えていた」
「そんな…薬が効いていたというのに
記憶が残っていたのか!?
治癒魔法のせいか…!?
僕の詰めが…甘かったというのか…?」
「死にたくなければルアを解放しろ。
今の俺はあまり手加減できないからな」
「待て!こいつを王妃にしてやる。悪く
ない話だろ?毎日贅沢し放題…」
「死んでもお断りだ!」
ルークビルクが動く隙も与えず一瞬で
近づき手刀を首の後ろに叩き込み気絶させた。
「殺されないだけありがたく思え」
フォルトは気絶して倒れたルークビルクを
冷たく見下ろした。
知ってるだろう?
それに誰にも気付かれずにルアの能力が
わかった日にすぐに連れ去られるなんて
城の内情に詳しい者が一番怪しいだろ。
ルアが欲しくて急ぎすぎたのが仇となったな。
ルアが助けた侍女もな、何も覚えて
いなかったが、ルアに助けられた事だけは
治癒魔法をかけてもらったおかげか覚えていた。
…そして事情聴取の中であんたの
名前が出ただけで震えていた」
「そんな…薬が効いていたというのに
記憶が残っていたのか!?
治癒魔法のせいか…!?
僕の詰めが…甘かったというのか…?」
「死にたくなければルアを解放しろ。
今の俺はあまり手加減できないからな」
「待て!こいつを王妃にしてやる。悪く
ない話だろ?毎日贅沢し放題…」
「死んでもお断りだ!」
ルークビルクが動く隙も与えず一瞬で
近づき手刀を首の後ろに叩き込み気絶させた。
「殺されないだけありがたく思え」
フォルトは気絶して倒れたルークビルクを
冷たく見下ろした。