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お人好しは何かと巻き込まれる

第31章 悪夢

王女のティアナはもちろん、フォルトも勇者の
称号を貰ったにも関わらず人が集まってきたり
大騒ぎにならない事を不思議に思っていると
認識阻害の魔法を掛けてると教えてもらった。

ルシアリアも有名になった後もこの魔法が
あればいつでも町に遊びに来れるなと
嬉しくなる。


今日も楽しい1日があっという間に過ぎ
夕方になる。

城での生活もだいぶ慣れ、夕食と湯浴みを
済ませ部屋に戻る。

「昨日もあまり眠れてないようだから
早く休もう。
何かあったらすぐ呼んで」

フォルトがルシアリアをギュッと抱き締め
額に口づけしてくれる。

「うん、ありがとう。おやすみなさい」

それぞれ部屋に戻るとルシアリアをミリーが
出迎えてくれる。

「おかえりなさいませルシアリア様。
お疲れのようですね。よく眠れるよう
また別のハーブティーを用意してみました」

ミリーの優しさに感謝しハーブティーを
飲んで眠りにつく。

恐い夢など見ませんようにと願いながら。

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