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お人好しは何かと巻き込まれる

第32章 弱点

目覚めるとルシアリアも寝かされていた
同じベッドで一組の男女が入り乱れている
最中だった。

王城で与えられてる部屋のベッドよりも
広いベッドの端に寝かされていたようだ。

ほんの少しの間だが久しぶりに悪夢を
見ずに眠れたようで頭が少し
スッキリしているが目の前の情緒に
どう反応すればいいのか困ってしまう。

「あら、目が覚めたの?」

この声はミリーだ。
裸の女性の方はよくよく見ると本当に
ミリーだった。

しかし見慣れた格好ではなく三つ編みを
解いて綺麗な金髪がキラキラと輝き
メガネもしてなく緑色の瞳がいつもより
煌めいて見える。

「…ミリー…よね?」

「さすがルシアリア様、私ってわかるのね。
本名はミミリーシャよ」

いつもと話し方も違うし、服もメイド服では
なく全裸で体格のいい男性と今まさに
馬鍬っている最中である。


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