テキストサイズ

お人好しは何かと巻き込まれる

第33章 一番強いのは?

「おはようございます。ルシアリア様」

挨拶はいつも通りだが、ミミリーシャが
着ている服は黒いボディコンで色っぽい身体を
さらに強調するように布面積が狭い。

「おはよう…ミリー」

「久しぶりに良く眠れたんじゃないですか?
目の下の隈がなくなってますよ。
あなたを調べたり生気を貰う為に
無理させちゃってごめんなさい」

目の前にいるのはどこを見ていいか困る程の
色気たっぷりのミミリーシャだが内面までは
変わってないようだ。

「でもルシアリア様の生気は本当に格別で。
つい止められなくなっちゃって…
すみませんでした」

大人な姿のミミリーシャだが、子供のように
しょぼくれている。

「ううん。それよりフォルトに復讐するって…」

「あぁ、ただの嫌がらせですよ。
魔王様、負けて悔しいから嫌がらせして
困らせて腹いせしようとしてるだけです。

巻き込んですみません。ここを探り当てたら
解放するんで安心してください」

その説明に少しホッとする。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ