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お人好しは何かと巻き込まれる

第33章 一番強いのは?

「ところでここはどこなの?」

「ここですか?ここは魔王城!
スペシャルゲストをお招きする隔離の部屋です。
囚われのお姫様ってとこですね。

何も痕跡残してこなかったので
勇者様が来るまでしばらくかかると
思うのでそれまでゆっくりしてください」

「ゆっくり…でもフォルトが心配して…」

「その為にしてるんで我慢してください。
お腹空いたでしょう?朝食を準備してますよ」

その後もルシアリアを監視の為かミミリーシャが
四六時中ついており、ルシアリアが
つまらなくないよう話し相手になったり

おやつを持ってきてくれたり
時にはたくさんのドレスを部屋いっぱいに
持ってきてくれてルシアリアに着せて
一緒に楽しんでいた。

そんな、ほのぼのとした1日が終わろうと
していた時、どこかで爆発音が聞こえた。

地響きも起こるような大きな爆発だった。

「何!?何かあったのかな?」

「まさか…そんな、早過ぎる」

ミミリーシャが青褪めて音のした方を見ている。

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