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お人好しは何かと巻き込まれる

第37章 始まりの夜

「お疲れ様ルア。1日中ドレス着て
疲れただろ?」

「ちょっとね。でも幸せな1日だったぁ。
あっという間に今日が終わっちゃうね」

しんみりするとフォルトがルシアリア を
後ろから抱き締める。

「まだ今日はこれからだよ?」

「え?」

振り返ったと同時に口づけされる。

「んっ はぁ フォルト…?」

「一番楽しみにしてたんだけど…初夜」

「初夜…か。初夜なんだね」

そう言われると何百回としてきた行為も
いつもに増して緊張してくる。

「このドレス姿もいつまでも見たい
傍ら早く脱がしたかった」

そう言って髪に付いたアクセサリーを
丁寧に外していってくれる。

「綺麗なドレス、もう着る事ないから
もったいない気もするね」

「着たい時はいつでも着ていいよ。
俺も着飾ったルアが見たいし…
でもルアは裸でも綺麗だよ」

後ろの紐を緩めサッとドレスが脱がされる。

「あの、先に…お風呂入ろう?」

緊張を紛らわそうとしたルシアリアの
提案にフォルトも服を脱いだ後
ルシアリアの下着も全部剥ぎ取り
お姫様抱っこをして浴槽へ行く。

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