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お人好しは何かと巻き込まれる

第37章 始まりの夜

色とりどりの花びらが浮く広い浴槽に
身体を洗って2人で浸かる。

「花びらが浮いてるなんてステキだね!」

「綺麗だね。ルアが気に入ったなら
家でもやってみようか」

2人の住む家は王都に豪邸を王様が
建ててくれた。客室も多く両親達はそこで
今日はまた宴会をして泊まる予定だ。

豪邸なのでここのスイートルームに
負けないくらいの大きな浴槽もあるのだ。

「家でやるのもステキだけど、せっかく
咲いた花が可哀想な気もしてくるね」

「植物にもお人好しって…本当に
ルアだなぁ」

ちゃぷんと音を立て抱き締める。
肌がツルツルでお互い、いい匂いがする。

「のぼせちゃうからベッドに行ってから
楽しもうか」

身体を拭き、髪の毛は魔法でフォルトが
乾かしてくれた。

そしてまたお姫様抱っこでベッドへ
連れて行ってくれる。

キングサイズの大きなベッドでベッドの
上も花と花びらで綺麗に飾られていた。

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