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お人好しは何かと巻き込まれる

第8章 人狼族との出会い

フォルトはヴァンパイア騒動のおかげで
次の日には呼び出され報告書を
書かされたり現場検証をさせられたり
また別の件で呼び出されたりと
何かと忙しい日々を過ごしていた。

ルシアリアは母の病状がだいぶ落ち着き
仕事も順調にいっているが
フォルトと顔を合わせられない日々を過ごしていた。

そんなある日の昼過ぎ…

「ルシアリア、これを隣村に届けてくれないか?」

神父様にお使いを頼まれた。

隣村はオキメ村と呼ばれており
アルク村から歩いて30分くらいの
集落で若くて元気なルシアリアは
よくお使いを頼まれていた。

「オキメ村に行くならこれも頼んでいいかしら?」

シスターの一人がついでにお願いをする。

ルシアリアは頼まれれば何でも快く引き受ける

「はい!行ってきます!」

「最近は人狼族が人に紛れてる時が
あるらしいから気をつけるんだよ」

「わかりました!」

元気良く返事をしてルシアリアは出かけた。

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