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お人好しは何かと巻き込まれる

第8章 人狼族との出会い

肉料理が主に何皿か大皿に乗せてあり
他は果物なども皿に積み上げられている。

「腹減っただろ?人狼族の飯も
人間とそう変わらないから食ってみろ」

食卓についたのはルシアリアと
リヒターとレクトの3人だけだった。

両親は隣にあるもう一つの建物の方に
別に住んでいるそうだ。

「さぁ、遠慮なく食ってくれ」

「あの、私…」

「ほら!これなんかうまいぞ」

言い掛けて口を開けたところに
肉団子を放り込まれた。

ルシアリアの口いっぱいに詰め込まれ
とりあえず噛んで飲み込む。

「…あの」

「どうだ?うまいか?」

「……美味しいです」

「そうだろ、そうだろ!ほらこれも!」

次々と口に放り込まれて口を挟む間も
与えてもらえないルシアリアだった。

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