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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。

第33章 『決戦は土曜日に…第二部』


伊藤雄介は…すでに記入した
緑の紙を持参して来ていたから。

森園の遊亀正樹を含む複数の
浮気の証拠の数々と一緒に
それをテーブルの上にバンと
音を立てながら伊藤は置いた。

「うそ、そんな…こんなの
嘘よ。信じられない…、そんな…。
うちの美海ちゃんが…
浮気して…ただなんて…っ…」

「お前は何を言ってるんだ?
綾子。蛙の子は蛙…だろ…?お前の
血が美海には入ってるんだからな」

森園美海が浮気なんてと森園の
母親は森園の肩をやけに持っていて、
伊藤に対して離婚を取り下げろと
秋山先生が説明してる間も
口を挟んで挟んでしていたのだが。

伊藤の口から離婚の意思は変わらないと
そうきっぱりと言い切られると
慰謝料を値下げしろと
大きな声で怒鳴り散らしてたのだが。

夫にお前は黙っとけと一喝されて
森園の母親は森園から預かっている
陽斗を抱きながらその場で小さくなっていた。

森園の父親は自衛官で…、家を
留守にすることが多く森園の
浮気癖みたいなものは。

この母親の綾子が
森園が幼い頃から浮気相手を
平気で家に連れ込んでは、
森園の前でも性行為をしたりしていて。


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