はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第7章 『静と言う名の女とオムライス』
『まぁまぁ、真奈美ちゃん。
怒らない怒らない。じゃあさ、
出来たオムライスにさ仁さんが
ケチャップでうさぎちゃん描いてあげるからさ』
「なッ、ほ、本当ですか?
うさぎちゃんですか?仁さん…うさちゃん、
真奈美のオムライスに描いてくれるんですか?」
ぱあっ…っと真奈美の表情が明るくなって。
オムライスにうさぎ描くって言っただけで
そんな顔をして喜んでる様じゃ、
まだまだ真奈美ちゃんは、
お子様マンコ…だよなと…仁は思って居て。
素直に喜んでしまった真奈美は真奈美で、
自分がした行動が恥ずかしくなってしまったのか。
椅子の上で小さく小さくなってしまったのだが。
キィ…キィ…と椅子を鳴らしながら。
ボソッと小さな声で真奈美が
「真奈美の…お母さんは…、一度も…
真奈美に、オムライス…
作ってくれませんでしたから…」
こっちに聞こえない様な声で独り言の様に
ぼそぼそっと…言って居たが…。
それは仁の耳には届いて居て。
敢えてそれに仁は答えなかった。
完成した、オムライスを
木製の少し深みのある皿に乗せて
真奈美が喜ぶ様に、ケチャップでオムライスに
うさぎさんを仁が器用に描いて行く。
可愛らしいうさぎが描かれているオムライスを
仁がいつもはお客さんにお茶を出したりする。
本舗の入口の近くにある、応接セットの
テーブルの上に置いて。
『はい…出来たよ~。真奈美ちゃん。
仁さん特製の玉子ふわとろオムライス』
怒らない怒らない。じゃあさ、
出来たオムライスにさ仁さんが
ケチャップでうさぎちゃん描いてあげるからさ』
「なッ、ほ、本当ですか?
うさぎちゃんですか?仁さん…うさちゃん、
真奈美のオムライスに描いてくれるんですか?」
ぱあっ…っと真奈美の表情が明るくなって。
オムライスにうさぎ描くって言っただけで
そんな顔をして喜んでる様じゃ、
まだまだ真奈美ちゃんは、
お子様マンコ…だよなと…仁は思って居て。
素直に喜んでしまった真奈美は真奈美で、
自分がした行動が恥ずかしくなってしまったのか。
椅子の上で小さく小さくなってしまったのだが。
キィ…キィ…と椅子を鳴らしながら。
ボソッと小さな声で真奈美が
「真奈美の…お母さんは…、一度も…
真奈美に、オムライス…
作ってくれませんでしたから…」
こっちに聞こえない様な声で独り言の様に
ぼそぼそっと…言って居たが…。
それは仁の耳には届いて居て。
敢えてそれに仁は答えなかった。
完成した、オムライスを
木製の少し深みのある皿に乗せて
真奈美が喜ぶ様に、ケチャップでオムライスに
うさぎさんを仁が器用に描いて行く。
可愛らしいうさぎが描かれているオムライスを
仁がいつもはお客さんにお茶を出したりする。
本舗の入口の近くにある、応接セットの
テーブルの上に置いて。
『はい…出来たよ~。真奈美ちゃん。
仁さん特製の玉子ふわとろオムライス』