はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第7章 『静と言う名の女とオムライス』
仁が…自分のオムライスの上に描いていた
ケチャップのうさぎをスプーン裏で
オムライスの上に塗り広げて行く。
「仁さんッ、
うさちゃん…消しちゃうんですかッ」
『そう言えば…。萌花…のやつも…
オムライスに…ケチャップで俺が…
うさぎ描いたら、喜んでた…っけ。
んで、萌花も…怒ってた…な、
俺が、ケチャップで萌花が俺のオムライスに
描いた絵をいつもぐちゃぐちゃにするからさ』
真奈美が残って居たオムライスを
かき込むようにして一気に平らげて皿を空にする。
仁さんは…萌花さんの……奥さんの話を
する時だけは…一人称が…俺になる癖は、
まだ…抜けてないんだな…と真奈美は考えていた。
「仁さん。そんな顔したって、
萌花さんは…帰って来ませんよ~。
仁さん…オムライス…ご馳走様でした。
明日までに仕上げないといけないので、
真奈美は作業に戻りますね…?
仁さんは…ゆっくり、どうぞ。
あの…仁さん…、
オムライス…美味しかったです。
その…、また…真奈美の為に…
オムライス…作って下さい…、
そ、それだけですからっ」
仁がオムライスを食べ終わる頃に、
真奈美から美幸さんへの指定の文章が
仁のLINEに送られて来て、
美幸にそのLINEを転送すると。
例の…50代の
バツ1短小店長に送信して貰った。
ケチャップのうさぎをスプーン裏で
オムライスの上に塗り広げて行く。
「仁さんッ、
うさちゃん…消しちゃうんですかッ」
『そう言えば…。萌花…のやつも…
オムライスに…ケチャップで俺が…
うさぎ描いたら、喜んでた…っけ。
んで、萌花も…怒ってた…な、
俺が、ケチャップで萌花が俺のオムライスに
描いた絵をいつもぐちゃぐちゃにするからさ』
真奈美が残って居たオムライスを
かき込むようにして一気に平らげて皿を空にする。
仁さんは…萌花さんの……奥さんの話を
する時だけは…一人称が…俺になる癖は、
まだ…抜けてないんだな…と真奈美は考えていた。
「仁さん。そんな顔したって、
萌花さんは…帰って来ませんよ~。
仁さん…オムライス…ご馳走様でした。
明日までに仕上げないといけないので、
真奈美は作業に戻りますね…?
仁さんは…ゆっくり、どうぞ。
あの…仁さん…、
オムライス…美味しかったです。
その…、また…真奈美の為に…
オムライス…作って下さい…、
そ、それだけですからっ」
仁がオムライスを食べ終わる頃に、
真奈美から美幸さんへの指定の文章が
仁のLINEに送られて来て、
美幸にそのLINEを転送すると。
例の…50代の
バツ1短小店長に送信して貰った。