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『ああ、それね。僕の初めての相手は
親父の内縁の妻…みたいな…女性…かな？
僕も…静さんってしか知らなくて
多分源氏名だろうからさ。
本名もフルネームも知らないんだよね。
高級クラブでNO1ホステスをしてた人で、
凄いスタイル良くて、頭もいい人だったけどね？
女子短大……卒だったけど、その短大は…
かなり難しいで有名だったし…、下手な４大より
偏差値が上って地元でも言われてたからさ』

ズズズッ…と真奈美が両手で包む様にして、
持っているマグカップの中のココアを
啜る様にして飲むと。

「ちっ…因みになんですが…、
その…仁さんが１４歳で、相手の…その…
静さんってホステスさんは…御幾つの時ですか？」

『あ～えっと、あの時は…静さんは…２８かな？
お袋が家を出ていたのが、僕が１０歳の時で。
静さんは、その時に２４歳で家に来て、
そこからずっと、その静さんが、
茂木家の母親…役してたからね』

「スパイファミリーの
ヨルさん…、みたいな…感じですか～？」

『あ～まぁ、あのヨルさんとは違って、
夜も普通に奥さんのお役目してたけど。
それを言うなら、真奈美ちゃんは
あれだけどね。
パリピ孔明の月見英子みたいだけどね』

「それって、私が
上白石萌歌…みたいって事ですか？」