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「仁さんは…
何をするつもりなんですか？
森園さんの…今までの、して来た事を
結婚式のムービーで流せば。
良くある、YouTubeの
スカッと系動画みたいな
そんな演出できますよ？」

応接セットのソファに仁が横向けに
座って、足を投げ出して寛いでいて。

『まぁまぁ…、それはさ…
僕が決める事じゃなくてさ。
あっちがさ…、
あの２人が決めたらいいよ。
前嶋さんと…小林さんの２人に
恨みを買ってしまった…事が、
森園美海に誤算だったって
思わせればいいんだしね。
普通の探偵事務所とか興信所が
出来ない部分まで、夫婦円満本舗なら
たっぷりとサービスできるから…って。
浅羽も…前嶋さんに…うちを
紹介してくれたみたいだしさ…』

「仁さん…には…、気になってる事が…
ある様な…感じ…に見えますけど…ね…？」

『森園美海が…
本当に…、ロマンス依存症なら
今回の事で…多少懲りたとしても、
また時間が経てば、
同じ事を繰り返すだろうし。
本人は…それに依存してるから、
求めてしまう衝動を…
抑えられないからね。
その…ロマンスへの依存を…、
何らかの形で彼女が
払拭できるようにならないと。
彼女は一生…変わらないし
このまんまだと思うからさ…』