テキストサイズ

はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。

第22章 『初めての彼女』



「はいはい。仁さんは
お仕事が無くて、お暇でしょうけど
真奈美は忙しいですぅ~。
今、真奈美は作業中ですから。
ソファで座って大人しく
してて下さいよ、仁さん」

『でもさぁ、真奈美ちゃ~ん
仁さん、凄い、暇なんだもんッ…』

「……構ってちゃんみたいな事
言わないで下さいよ仁さん。
面倒くさい女みたいになってますよ?
仁さんは…最近…お仕事忙しかったし。
今日ぐらいは仁さんも、
ちょっとゆっくり大人しく
してたらいいじゃないですか」

『ゆっくりねぇ…』


別れさせ屋の工作員の女性からも

この結婚式に森園美海を参加させる様に…。

上手く森園を…おだててヨイショ

してもらって、その気にさせてくれる様に

森園との交流を…別の仕事と並走しながら

適当に続けて貰って居る。


森園の事を上手に褒めておだてて

行動をコントロールして、

森園に生田港斗を落とす為に

結婚式に出席して貰う必要があるからだ。


新郎新婦…以上に…ある意味…

主賓みたいな…存在だからな…。

新郎新婦も…良くこれをOKしたなと

思って居たら交際期間に…

森園が新郎の方にちょっかい出してて

一時期破局の危機になってたらしく。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ