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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。

第24章 『成田景子の夫からの依頼』



そこから反対側に伸びた廊下の先…から…

叫び声にも…似た喘ぎ声と…

ブブブブ―――ンと言う

…モーター音がしていて。


この部屋のメインでもある、

約20畳の広さの…

角部屋だから2面に窓を持つ

リビングダイニング…があって。


その…リビングダイニングに…設置された、

真っ赤なサテンのシーツが掛けれらた

ダブルサイズの脚付きのマットレスは

怪しげな…パーティーの会場には

ピッタリな……感じのカバーリングで。


例えるなら…まるで、それは

真っ赤なテーブルクロスが掛けらた

晩餐会の……ダイニングの様な装いで。


その…真っ赤なサテンのシーツの掛かった

ベッドの上に横たわっている景子は

晩餐会のメインディッシュの様に見える。

とは言っても、今は夜ではないのだけども。


真っ黒な…セクシーランジェリーが

そのモデル並みのスタイルの

身体をラッピングして包んでいて。


その顔は…レース素材のマスクで

覆われていて、顔を全部見る事が出来ない。


が…そんな風に隠された状態でも

にじみ出る…様な…発情した雌の匂いは

部屋の中を満たす様に充満していた。



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