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美月…の視線から…森園が
自分の顔を逃げる様に背けた。

「まーくんが……お金持ちの
お嬢様と結婚するけど…
そいつの事なんて女として見てねぇし。
俺がそいつと結婚しても…今まで通り
お前とは会ってやるし
セックスも今まで通りしてやるって。
お前は…ビジュがいいから……
俺がそうするみたいにして
稼ぎのいいATMとっ捕まえて
ふたりでそいつ等金蔓にしようって…」

「正樹との子供が欲しかったのかと
私は…貴女にお聞きしたのですが？」

「だっ…て……、まーくんは…
生じゃないと…してくれないからッ…
ゴムしてても…途中で外しちゃうし…」

「貴女の…言い分は…大体
今の答えで…理解出来た気がします…。
貴女にとって主人は…、
都合のいい性欲処理相手…と言う
認識でよろしかったでしょうか？
子供が欲しかったと言うより
快感を得るための行為の産物としか
子供の事を見てないことは理解しました」

そう静かに森園に向かって言い放つ
その言葉は真冬の外気よりも
場が凍り付きそうなほど冷たくて。