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いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る

第17章 希望…朔夜と朱花…


朔夜「えっ…してないよ…
まぁ…職業柄かな…」

朱花「えっ?職業柄って…」

朔夜「あははっ…やっぱり朱花は
俺の事…知らないんだなっ…」

朱花「えっ…?どういう事?」

朔夜「俺…自分で言うのもアレだけど
…現役モデルしてんだ…」

朱花「えっ…?そうなんだ…だから…
自信に満ちてるんだね…
何でモデルになったの?」

朔夜「…聞きたいの…?」

朱花「あっ…言いたくないなら…」

朔夜「別に良いよ…モデルに、
なりたくてなったんじゃなくて…
意中の人に見つけて
貰いたかったから…かな?
だけど…その人は…
俺に興味がないみたいだけどね…」

 雰囲気がガラリと変わり…

朔夜は…真剣な顔で少し淋しいそうに
笑顔で応えた…

朱花「えっ…?それって…」

朔夜「そう…朱花の事だよ…」

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