いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る
第17章 希望…朔夜と朱花…
朱花「えっ…!?何か…僕の事…
知ってるような口振りだね…」
朔夜「朱花…その顔は…照れ隠し…?
それとも…恥じらい…?」
朱花「えっ…?」
朔夜「まぁ…どっちでも良いか…
朱花の事は…今日、初めて逢ったけど…
言葉にすると…難しいなぁ…」
朱花「どういう意味…?」
朔夜「夢から覚めると…
すぐ忘れるんだよね…」
朱花「えっ…?夢…?」
朔夜「うん…まぁ…考えんの、
めんどくせぇから…この話は終わりだ!」
朱花「えぇ!!
めっちゃ気になるんだけどっ!!」
朔夜「う~ん…俺は…
朱花の事が気になるなぁ…
朱花は…その…好きな人とか…
恋人とか…いるの?」
(口説いて良いのかなぁ…)
朱花「えっ…?いないけど…」
(ぼ、僕…口説かれてる…?)