いとせめて 恋しきときは むばたまの 夜の衣を 返してぞ着る
第21章 ~初舞台~
記者「この週刊誌に載っているのは
朔夜さんと朱花さんで
間違いないでしょうか?」
朔夜「間違いないよ?
もう日本舞踊協会の御偉いさんに
俺達の事…認めて貰ったから…
皆さんにも認めて貰えるように
朱花さんを大切にしますから
宜しくお願いします。
それでは失礼します…」
記者「えっ…
ちょっ、ちょっと待ってくださいっ!!
まだ質問がっ!!」
朔夜「何?まだ何かあるの?
これ以上、俺達の恋仲を邪魔すると…
そうだなぁ…
楽して死なせてあげるよ?」
記者「えっ…!?」
朔夜「そうだなぁ…
例えば…首斬り…毒殺…?
なぁんてね…冗談だよっ…
まぁ…あたたかく見守ってて下さい。
これ以上はノーコメントで。
皆さん俺達の為に時間を使ってくださり
ありがとうございました。
気を付けて、お帰りくださいね。」