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女教師 3

第1章 補習…

 
 初秋の午後、僕は数学の補習を受けていた…

「だから、このaにbを…」
 今春新任の女教師は、黒板に数学の公式を書きながら解説をしていた。
 
 ショートな黒髪…

 黒縁の眼鏡…

 白いブラウス…

 黒い膝丈のややタイト気味なスカート…

 薄い肌色系の艶やかなストッキング…

 黒いエナメル系のヒール…

 映画やドラマに出てくる様な典型的な女教師のファッションである。

 やべェ、昨夜のAVみてぇだ…
 と、昂ぶっていた。

 そして…
 理系女子特有の理知的でやや冷たく感じるあのキツメな目が、僕には堪らない。

 それにこの美人女教師は、当然、校内男子の人気ナンバーワン…

『なに、数学の補習なんだって…
 いいなぁ、俺もあの先生の補習なら受けてぇなぁ…』
 友達はそう言ってきた。

「馬鹿云うなよ、赤点の補習なんだぜ、最悪だよ」
 だがその言葉とは裏腹で、実は全然、最悪ではない。

 あの先生の姿をじっくりと拝められるのだから最悪ではなく…
 堪らない時間なんだ。

「じゃあ、この問題集をやってみて…」

 開放してある窓から穏やかな風がカーテンを揺らし…
 窓際で椅子に凛と座った女教師を、初秋の西陽が後光の如くに美しく照らしていた。

 ああ、綺麗だ、堪らないや…
 実は、僕は、毎夜、この女教師を想い浮かべながら自ら慰めていた位であるから余計に堪らないのだ。


「………」


『こらっ、こんな簡単な問題も解けないのっ』
 突然、女教師が僕にきつく叱ってくる。

『あっ、す、すいません』

『すいませんじゃないわよ、私は休み返上して補習してるのにっ』
 更にきつく叱ってきた。

『仕方ないわ、お仕置きね、こんな簡単な問題ができないキミにはお仕置きが必要だわっ』

『えっ、お仕置きって…』

『さあっ、こっちに立って、パンツを脱ぎなさいっ』

『えっ、あっ、そ、そんなぁ…』

『さぁ、早く、パンツを脱ぎなさいっ』



「……」

「こらっ、居眠りしないっ」
 突然、僕は、ペシッと軽く頭を叩かれ、ハッと醒めた。

「あっ」

 ゆ、夢か…
 居眠りをしてしまい、一瞬の内にそんな妖しい夢を見ていた。

「居眠りなんかして…お仕置きねっ」

 えっ…

 ゆ、夢じゃないのか…

「さぁ、こっちに…」

 女教師は妖しい笑みを浮かべてくる…

 

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