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誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!

第6章 ホームルーム


【ホームルーム】

 ショックを受けながらも護は
自分の教室へ入って行った…


「はぁ~…
またセメルと同じクラスで隣の席かぁ~…」

 と、護は溜め息混じりに窓際の席に座り
頬杖をつき…窓の外を見て、そう言った…

セメル
「えっ…俺が隣じゃ嫌なのかよ…?
俺は…護の隣に居れて嬉しいけど…」

 と、少し落ち込むセメルに対し…


「う~ん…家も隣同士だし…
幼稚園の頃から同じクラスだよ…?
いくらなんでも飽きるだろ…?
それにセメルは空気なような存在かな~…
たまには…刺激が欲しいなぁ~…」

 と、渋々、語る護に対し…セメルは…

セメル
「えっ…?俺に飽きちゃったの…?
空気のような存在…って…
なんか複雑な気持ちだなぁ…」

 と、落ち込むセメルである…

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