誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!
第2章 僕の理想
そこへ、もう、ひとりの救世主が現れ
初桜の下へ…フォローに入る…
セメル
「少年よ大志を抱け…」
とセメルは振られた男子生徒の肩を
ポンと軽く叩く…
内心、セメルはホッとしていた…
「せ、先輩…優しいんですね…
俺と…付き合ってくださいッ!!」
と今度はセメルに告白したのだった…
セメル
「お前ッ!!今、護に振られたばっかりだろ!?
立ち直り早ッ!!悪いが断わるッ!!
理由は俺にも好きな奴が居るからだッ!!」
セメルも情け容赦なく振った…
「えっ…!?そ、そんなぁ~…
先に理由も言われちゃったら…」
と、この男子生徒は数分で2度も
振られた事になる…
セメル
「諦めも肝心だぞ…」
俺は諦めないけどな…と心の中で
思うセメルであった…