誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!
第14章 護とセメル…
護
「…っ!!あっ…そうだった…でも…セメルとは
同級生だけど…セメルの方が早生まれで…
何ヵ月か…僕よりも…年上…だよ…?」
と、顔を真っ赤にし…目を反らし
不貞腐れたように…答えた…
セメル
「…俺の…誕生日…知ってたの…?」
護
「す、好きな人の誕生日ぐらい…
知ってるに決まってるだろっ!!」
セメル
「そっか…俺の誕生日…知らないかと…
って、今なんて…言ったのっ!?」
セメルは自分の聞き間違いだと、思い…
もう一回、聞き直した…
護
「…セメルの誕生日…知ってるよ…」
と、口を尖らして照れ臭そうに言った…
セメル
「違う…その前だよ…
好きな人の…誕生日ぐらい…って…」
と、セメルの心拍数は高鳴り…