誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!
第17章 祭とシャン…
【祭とシャン…】
祭
「そろそろ…俺は行くぞ…」
と祭はシャンを抱えて立ち上がり…
朕と弦に言って立ち去った…
金色の満月の下…木々が、ざわめき…
人気のない場所へ…
祭は木の幹に背中を預け…自分の胸の中に
気持ち良さそうに眠っているシャンの頭を
撫でながら…唇を重ね…離れる…
すると、シャンの肌は、
ひび割れ…爛れた褐色肌から…頬を染め…
血色も良くなり…元の肌に戻った…
シャン
「ん…っ!?…ここは…何処…?」
シャンは目を擦り…周りを伺う…
祭
「誰も居ない場所…ふたりだけの場所だよ」
祭は、やれやれ、と言った感じで、
シャンに微笑んだ…
シャン
「まつりと…ふたりきり…」
じゃあ…と、シャンは祭を抱き締めたが…
自分の身なりに愕然とした…