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誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!

第18章 朕と弦…


【朕と弦…】

 一方、その頃…墓石の前では…


「よもや、よもや~…弦よ…
我らと、そなたの、ふたりきりに
なってしまったぞよ…」


「あれれ~?…いつの間に~…?」

 と、弦は、まだ、呑んでいた…


「これから、我らは、どうする~…?」

 と、伺う朕に対し弦は…


「よしっ!!これから旅に出ようっ!!
そして、このスケッチブックで
色んな景色を見たり~…春画を描いたり~…
って、あれれ~?スケッチブックがなぁい!!
…あっ、しまった~…
向こうの世界に忘れてしまった~!!」

 と、弦は薄紫色の袂や懐に手をやり…
探しまくるが…頭を抱えて…
それが無いことに気づいた…

 それを見ていた朕は…

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