誰か僕の初めてを奪ってくれ~!!
第19章 教室で…
セメル
「えっ?でも…
このスケッチブックは護のだろう?」
護
「うん…その絵が見たい時は…
今度は僕がセメルの家に行くよ…」
と、照れ臭そうにしていた…
セメル
「それって…俺ん家に通いたいって事…?」
護
「うん…そうだよ…いつも、セメルが…
僕ん家に来てくれるから…良いでしょ?」
もう、教室には護とセメルの鼓動しか
聞こえなくなっていた…
セメル
「う、うん…嬉しい…楽しみにしてるよ…
じゃあ、そろそろ…帰ろっか…」
と、セメルは護の指先に触れ…
自然と恋人繋ぎをし…
教室を後にしたのだった…
誰も居ない教室には…
もう1冊のスケッチブックが残されていた…
スケッチブックの中身には…護とセメル…
朕・弦・祭・シャンの絵が…描かれてあり
翌日には、
そのスケッチブックは無くなっていた…