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煌めく波濤(はとう)

第1章 煌めく波濤(はとう)

 7

「ん…んん……」
 碧がビクンと、小さく震える。

 お腹回りの硬さとは極端に反比例し、乳房は柔らかい…
 しかし、サイズは微乳、いや、美乳といえた。

 そして俺はゆっくりと、優しく乳房の下から手の平で持ち上げる様に揉み上げながら、キスしている唇を離し、反対の左手で碧のTシャツを脱がしにかかる。

「あ……」
 小さな声が漏れ、スッと俺の左手を掴んできた。

「ね…電気…消して…」
 そして昂ぶり、潤んだ瞳を向け、そう囁く。

「あっ、そうだな…」

 そうだった…

 碧は経験が浅いんだった…

 Tシャツを脱がすのには、この電気は明る過ぎる…

 俺はそう思いながら、ベッドヘッドにある電灯のスイッチを消していく。

 ダメだな…

 もっと気を遣わなくちゃ…

 反省だ…

 カチャ…
 
 そして、電灯の類は全部消す。

「小さい…から…」

 すると、碧は、恥ずかしそうに囁いた…

「いや…ごめん…」

 本当に気を遣わなくてごめん…
 心でそう想う。

「小さい…か……ん…」

 すると碧がまた、再び、そう囁いてきたから、俺は慌てて、一気にTシャツをまくり上げ…
 唇を塞ぐ意味で、また、キスをする。

 胸が…

 オッパイが小さくたって構わない…

 気にせず、俺に委ねろ…

 任せろ…

 そういう意味も込めた、唇を塞ぐキスであった。

 そして再び唇を吸い、舌先を絡め、左手で碧の首を抱き、右手の指先でソッと…

 乳首に触れていく…


「…ぁ……ん……んっ…」

 その瞬間…

 唇の隙間からそんな喘ぎを漏らし、ビクンとカラダを小さく震わせ、全身に快感の鳥肌が粟立つ。

 本当に経験の無い様な綺麗なピンク色の乳首が、コリコリと固く勃ってきた…
 俺はその乳首を人差し指の腹で軽く弄る。

「ん…んん…」
 その指先のタッチだけで碧は、全身を身悶え…
 そして、昂ぶりの汗をジワリと薄く滲ませてくる。
 そのうっすらとしたカラダの湿り気を感じ、俺の興奮の昂ぶりも高まってしまう。

 ヤベぇ、碧がかわいい…

 そう、この恥ずかしそうな、そして昂ぶりを必死に堪えてくるこの感じの、夕方の碧のお転婆的な強がりのギャップの差に…
 俺の興奮がますます昂ぶってきてしまってきていた。




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