テキストサイズ

条件付きの結婚【スラムダンク BL】

第1章 条件

三井は 流川のことが好きだった。
いや、今でも 好き。

けれど 当の本人には 言えなかった。
流川親衛隊と告白してくる女子と
一緒にしてほしくなかったのだ。

だから 敢えて 言わなかった。

流川と三井の関係が大きく変わったのは
流川が僅か 大学2年でありながらも
NBAプレーヤーになったことだった。

当時では 流川と付き合いたい!
流川と結婚したい!と女性たちからのアピールで
嫌になっていた。

そんな時 流川は三井に言った。
「俺と結婚してほしいんすけど」に
対して 三井は「いいの?私で?」

流川は黙った。けれど三井は
それは言いたくないと受け取って
「いいよ」と言ったのだ。

流川と三井の結婚報道は 全世界に
流れた。

三井を知っていた流川親衛隊も
「三井先輩なら いいわ」と祝ってくれた。


そう、三井は 流川の本音を知らないまま
結婚生活を開始したのだ。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ