覚えてないの…
第1章 覚えてないの…
「わたしさぁ…」
すると、そう囁きながら…
「え…」
ソファに深く座っている女の膝がゆっくりと持ち上がってきた…
「わたしさぁ…昨夜のアレさぁ…」
そしてその膝はソファの上で完全に立ち膝の態勢となり…
「あ…」
え、ま、まさか…
「昨夜のアレさぁ…
ぜ、全然、覚えて…ないのよねぇ…」
そう囁きながら、その立てた膝をスッと横に広げてきたのである。
「えっ…」
な、なんと、女はノーパンだった…
ソファに深く座り、膝を立て、横に開いたから、その1番奥が…
俺の位置から丸見えになったのだ。
「ぜ、全然…お、覚えて…ないの…」
そう囁いてくるその目、いや、その表情は…
完全に欲情した…
淫らで淫靡な…
表情であった。
そして女は、自らの指先を…
その股間へと導き…
そして…
また、舌先を伸ばし…
唇を…
舌舐めずりを…してきた。
「お、覚えて…ない…の…」
だから…
想い出させて…
女の目が、そう誘ってくる…
俺は…
再びオスの本能に…
支配されていく…
「お、覚えて…ない…の…」
だから…
想い出させて…