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妖艶な麗人

第1章 妖艶な麗人…

 ⑧

「あ、やっぱりだわぁ…」

「え…」

「この感触…
 やっぱり悠里は変態ストッキングフェチ女よねぇ…」
 ユリさんは、わたしのストッキング脚を舐めながらそう囁いてきたのだ。
 
「変態ストッキングフェチ女って?…」

「ほらぁ、脚がさぁ、ストッキング脚がさぁ、しっとりと濡れてきているのよ」

「……」

「そして、その湿り気がストッキングとアナタの脚を一体化させてぇ、第二の肌になっていくのよ…」

「え…」

「これが、変態ストッキング女の証、あかし、よ…」
 
「はぁぁん…」
 ユリさんはそう囁きながら、ストッキング脚の爪先を舐め、しゃぶってくる。

「ほらぁ、そしてぇ、この爪先の敏感な感度、もう一つの変態ストッキング女の証よ」

「はぁぁ…」

「こんな変態女は久しぶりよぉ」

 そう囁きながら、ストッキング脚の爪先を舐め、しゃぶってきた。

「それにぃ、この香りも普段から意識している証よ」

「あ、ん、や、ぁぁ…」

「堪らないわぁ、昂ぶるぅ…」

「あんっ、やっ、んっ」
 そして爪先を舐め、しゃぶりながら股間に指先を押し付けてくる。

「うわ、びっしょりぃ、さすがは変態女だわぁ」
 そんな言葉の一つ一つにも、感じ、昂ぶってしまっていた。

 そして…

「はぁん、や、ん、っくぅ…」

 わたしは全身を震わせながら、突然、子宮が泣き出してしまい…
 イッてしまう。

「はぁっ、っくうぅぅぅ……」

「あらぁ、いい感度だわぁ」

 ユリさんはそう囁きながら、絶頂感に喘ぎ、身悶えているわたしの服を脱がしていき…
 ストッキング姿のみにされてしまった。

 そしてユリさん自身も自ら脱ぎ…
 やはり同じように、ストッキング一枚のみの姿になったのである。

 いや、違う、同じではない…

 ユリさんのストッキングの股間には、今にもストッキングのナイロン繊維を突き破る勢いの頂きがあったのだ。

 そして胸が僅かに膨らんでいた…

 そう…

 それは、女であって男の象徴がある女…

 不思議な、妖艶な、淫らな美しさのある…

 ギリシア神話に登場する、良性具有の神…
まるで『ヘルマプロディトス』だ。




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