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ビッケ

第1章 ビッケ…

 ⑪

 わたしはフェラをしても感じる…
 まるでチンポの快感とリンクしたかの様に感じてしまう。

 ジュボ、ジュル、ジュルル…

「あ、ゆ、悠里さん、んん」
 和哉くんは早くも感じてきていた。

 まあ、若いから無理もないかも…

  ジュボ、ジュル、ジュルル…

  ジュボ、ジュル、ジュルル…

「あ、う、ぅぅ」
 わたしはすっかり久しぶりのチンポに夢中になってしゃぶってしまい、若い和哉くんはその快感に思わず腰を前屈みになって悶え、そしてわたしの頭をギュッと掴んでくる。

 あ…
 それでわたしは気づく。

「あっ、ご、ごめん、つい夢中になっちゃって…」

「あ、はい、はぁ、はぁ、ふぅ…」
 相当感じていたみたい。

 その様子がまたかわいくて、わたしの心が思わずキュンとするのだが、反面、エス的な衝動が再び顔を出してきたのだ…

「あ、じゃあさぁ、アレしよう…」

「え、アレって?」

「あ、ごめん、アレよ、69、シックスナインでどっちが早くイクか、あ、我慢できるかぁ」
 わたしは多分、テンションが上がっていたんだと思う、そんな提案をしてしまう。

 だって、本当に久しぶりの男であり…

 久しぶりのセックスだから…

 堪らなくワクワクもしていたんだ…

「さぁ、あ、その前に服を脱ごうかぁ」
 わたしはそう言って、和哉くんの上着のパーカーを脱がせ、下着代わりのTシャツを脱がせ、ジーンズを完全に脱がせてあげる。

「じ、じゃあ…」
 和哉くんもそう言ってわたしを…

 上着のブラウスを脱がし、キャミソールを…

「あ、あのぉ…」

「え、この姿でもいいですか?」
 そう訊いてきた。

「え?」 

 そんなわたしの姿は、黒いキャミソールにノーパン直穿きの股間を破いたストッキング一枚であった…

「あらぁ、こんな感じが好きなのぉ?」

「は、はい、す、すいません」
 
「ふうん、こんな姿はさぁ、なんとなくさぁやらしいもんねぇ」

 やはり和哉くんは…

 間違いなくフェチなんだ…

 それもわたしの理性的な…

 ストッキングフェチだ…

 心が昂ぶり、更にエス的な衝動も昂ぶってきてしまう…

「いいわ、わたしも好きだから…」

「え?…」




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