12歳年下の彼に溺愛される話
第5章 芸術の秋…とかしてみたり
もうこれ以上…は
気持ち良くなれないって
そう思ってるのに…。
まだ…もっと
自分が…感じる事が出来て、
気持ち良くなれるんだって…。
「んあぁっ、変に…なっちゃう…ッ」
『良いですよ…、変になっても…』
「でもっ…、あぁんっ、
気持ちいい…の…止まらない…の…ッ」
ズクン…と自分の中に在る
彼の存在が…存在感を増した様な…。
圧迫感の様な物が増した感じがして。
『巴さん…、今のは…ッ
僕を煽った…巴さんが…
全部…悪いんですからねっ』
「へ…?へ…?
…何っ?んっ、あっ、あああぁんッ」
繋いでいた手を開放されると、
グイっと左右に大きく
足を開かされてしまって。
そのまま激しく、
腰を奥に打ちつけられてしまって。
目の前が真っ白になって行く。
「ああっ、あぁんっ、
あっ、あっ、あぁ、あぁ…ッンッ」
『巴さんッ…、巴さんッ…、
イっても…いい…ですか…?』
雄介さんは…、こっちに
イってもいいかなんて…
聞いてくれた事ない。
自分が…出したい時に
こっちにお構いなしに…出すだけで…。
こっちが…もう少し
このまま…してたいなとか、
繋がったままで居たいなって思っても。
出すだけ出したら、
さっさと抜いてしまって。
ゴムを外して、ペニスを顔の前に
持って来て口で綺麗にしろって言って来る。
ズキッと…自分の胸が痛んだ…。
彼に愛される度に、愛されてると
思い込んでいたあの頃の
記憶が邪魔をして来る。
思い出したい…訳じゃないのに…、
勝手に頭の中を…支配する。
消したい…忘れたい…、
憶えて…居たくないのに…ッ。
「んんっ、港…斗ッくん…、あんッ、
このまま…港斗くんの…好きにして…ッ」
今の私の現実が…こっちだって…
彼で…港斗君で、埋め尽くして、
あの人を消して上書きして欲しい。
『巴さんッ…、巴…さ…ん…ッ』
「んあああん、あん、んぅ、はぁ
はぁ、はぁ、ああ、んん゛んッ」