12歳年下の彼に溺愛される話
第5章 芸術の秋…とかしてみたり
『良いですね…、シャボン玉も』
そう言いながら笑って居る、
港斗君の後ろにシャボン玉が見えて。
少女漫画…の1コマみたいって
そんな事をつい…考えてしまって。
ぷっ…っと吹き出し笑いをしてしまって。
「そうだね、偶には…良いね」
こんな感じで…
1日のデートは過ぎて行って。
その夜も…、彼はうちのアパートに
泊って、そのまま月曜日は
一緒に家を出て仕事へと向かった。
港斗君と…付き合う様になってから。
ついついえっちな事をして
ご飯の時間が遅くなっちゃったり。
外食とか…宅配が多くなったりしてたので。
今月から…週明けの月曜日にも
ジムに通う事んしたんだけど…。
仕事から帰って、
着替えてジムに行ったら。
バッタリと…
港斗君に出会ってしまって。
まぁ…週1だろうが週5だろうが、
言ってしまえば週7でも
同じ料金の契約だから。
行けば行くほど、得をする訳で…。
そうなんだよなぁ、良く考えたら
妹の千冬が…港斗君に会ったのって
月曜日に行ってる時だったと
出会ってしまってから思い出したんだけど。
『うわぁ、嬉しいな~。
月曜日にも、巴さんにジムで
合えるなんて、僕はラッキーですね』
「折角…港斗君に指導して貰って、
痩せたのに…、その…外食とか
宅配で済ませる機会が
増えちゃってるから…ッ
ジムに通う回数…今月から
増やそうかなって…思って…」
水曜日に会うから、水曜日の人だとばかり
勝手にこっちが思い込んでたけど
そうなんだよな、千冬は…月曜日に
港斗君と一緒になってたから…。
『一時だけ…、ここに巴さんの
妹さんが通ってた時ありましたよね?
巴さんに…話すか話さないか
どうしよかなって…
ちょっと…迷ってたんですけど…』
何となく…その話題の持ちだし方で、
その先は…予想はしてたんだけど。
出戻りの妹は…、割と…
そう言うの自分からアグレッシブに
アプローチするタイプだから。
港斗君にも…ここで
ぐいぐい言い寄っていた様で。