テキストサイズ

12歳年下の彼に溺愛される話

第2章 割の悪いアルバイト


そこで…しばらく…飲んでいると、
仕事の連絡をしたいので
少し外しても良いですかと声を掛けられて。

席を外した港斗さんを
飲みながら待っていると。

10分程して彼が戻って来て。

そのカフェバーで…ミックスピザを頂いて。

赤のグラスワインも…飲んで。

テーブルから、この辺りの夜景を

見下ろしながら見る事が出来て。

さっきのクルーズ船の様に、

海から見るのもいいけど。

こんな風に高層階から見下ろす夜景も、

それはそれで…

ロマンチックだなと思って居ると。

『…まだ、時間も早いですし…
2人だけで…もう少し飲みませんか?』

「……2人だけ…で…、ですか」

個室で…飲める場所…かなと…思いつつ。
そのカフェバーを後にして。
彼に手を引かれて、ここですがと
案内されたのは…このホテルの客室で。

「あの……ここ、客室…ですよね?」

『まだ…9時ですよ?ここで飲んでも、
終電まで時間もありますから。
ああ、勿論…、そのまま…
泊まって頂いても…良いですけどね。
流石に…僕一人では、ボトルワインは
飲めないので、お手伝いして貰っても?』

そんなのは…この部屋に、
こっちが…入る為の口実でしか無いのだけど。

腐ってもここは…五つ星のホテルなのだ。

どんなグレードの部屋…だとしても。

後…ハイフロアじゃないけど…、

この客室のある階は
そんなに下の階じゃないから…。

きっと…結構…1泊…するはずだ…。

だって…今日…土曜日…だもん…。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ