テキストサイズ

12歳年下の彼に溺愛される話

第3章 12歳年下の彼


『巴さん…、あっち…で…
このまま、もう一回しませんか?
もっと…、巴さんと…したい…んで』

「んっ…ぁ…ん…、待って…ッ」

1回したら…終わりって感じの、
雄介さんとは違って…、港斗さんは…
そっちが…24なだけあって
タフだと言うか。元気で。

結局…ラブホテルに泊まったその日は…。

その後…ベッドで2回と…、

眠ってしまって、朝になってからも…。

朝から2回…、こっちの寝込み…を

襲われる…様な…感じで…

抱かれてしまって居て。

日曜日は…家電量販店と、IKEAに

一緒に…デートを兼ねながら、

家を出るのに必要な物を

買い揃えたんだけど。

家電…に…詳しい…みたいで…。

そのセットを買う位なら、こっちがいい

洗濯機ならこれがいいとか…と…。

オススメの家電をあれこれと

プレゼンしてくれた…んだけども。

向こうの家電量販店の店員さんと…、

ふたりでこれはここがいいとか

こっちのメーカーの方がここがいいとかと

私にはわからない…次元で会話をしていて。

全部まとめて買うから、安くして欲しいと。

お値段の値引きの交渉までしてくれて…。

ひとしきりの物は…、ここで買う事になったけど。

掃除機、洗濯機、電子レンジ……炊飯器。

後は…、これからの季節に必要になる

暖房器具は…、エアコンがあるし。

今…自分の部屋でテーブルとして
使っているこたつを持って行くつもりにしている。

そう言えば…テレビがない事に気が付いた。

「あの…港斗さ…じゃなかった、港斗君…。
その…、テレビは…どうするの?」

『テレビは…僕がこの前新しいのを買って、
家で遊んでるのを、引っ越し祝いに差し上げますよ。
全然まだ、新しいので、見る分には
問題ないと思いますよ?
ああ、これの1つ前の型のやつですね』

そう言って、港斗が指さしているのは
有名メーカ―の50インチのテレビで。
割といいお値段のテレビだが、
型落ちだから気にしなくていいと言われて。

『まだ…潰れないし、観れるけど
僕の身体は1つなので…2つのテレビは
部屋には要りませんから…、
貰って貰えた方が…助かる位ですよ…』

「でも…何だか…テレビを頂くのは…
申し訳ない気がしてしまう…んだけど…」

『でも…あっても、使ってないので
その方が…うちのあのテレビも浮かばれますよ』

ストーリーメニュー

TOPTOPへ