12歳年下の彼に溺愛される話
第1章 『私』と『彼』との馴れ初めの話
妹である…、千冬も…
そのジムに通う様になったのだけど。
千冬は…子供の習い事の送迎があるから、
ジムには…月曜日に通って居たのだけども。
偶に月曜日にも…
その彼がジムを利用してる様で。
『凄い、爽やかなスポーツマンの
イケメンの男の子が居たのッ』と…
ジムから…興奮気味に帰って来て。
千冬が言うには…『彼』は、
” 生田 湊斗 ”
(いくた みなと)と言う名前で
年齢は24歳なのだそうだ…。
水曜日に…私がジムに行くと、
生田さんがトレーニングをしていて。
『こんばんは、いつもこの時間ですね』
そう…彼の方から声を掛けられてしまって。
「はい、こんばんは…。生田さん…ッ」
そう返事を返してから、
生田さんが不思議そうな顔をしていて。
『あれ?僕…貴方に自分の
名前…言ってましたっけ…?』
「あ、えっと…その…ッ」
私が妹の話をすると…ああと…、
彼の中で納得が付いた様で。
『えっと…、お名前…教えて頂けますか?』
「私は…友坂…巴…です…ッ」
『友坂さん…、僕から
…ご提案があるんですが…』
折角…私がジム通いを続けているなら、
効率的にトレーニングする
アドバイス…を…してくれる…と言うので。
話を…聞いてると、何時も水曜日に
通っているおじいちゃんにも…
アドバイスしてた感じだったから。
それから、ちょっとした…
アドバイスを…して貰う事になって。
自分が…気になって居る部位を
効率的に鍛える方法とか…、
教えて貰って居たのだけど。