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12歳年下の彼に溺愛される話

第4章 巴の引っ越し


「え、あの、お父さん…?」

『俺は…もう、家に帰るが…。
あの…生田とか言う名前の青年が
お前を嫁にしたいと言うんだったら。
別に俺は…反対はしない…、
巴、むしろ…お前が…生田さんの
あちらの親御さんに頭下げて貰って来い』

「あっ、ちょ…、お父さん…
いや…流石に…結婚は…年齢が…」

『巴、お前はそうかも知れないが、
あっちはそうとは思って無いかもな。
お前には勿体ない位の、
良い青年じゃないか…、じゃあな』

そう…自分の言いたい事だけ
言うと、父さんはそのまま帰ってしまって。

巴だけになる。

ぼんやりしてても仕方がないので、

港斗君の帰りを待ちながら荷解きをしているが。

正直…あんまり…順調に進んでなくて。

一応…隣と、下の階の2軒分の…

合計3部屋分の挨拶に渡す為の

相場は500円から1000円位の

消え物が良いと…言う事なので。

Amazonでフロッシュの葉っぱの形の

スポンジの付いた台所洗剤が

2本入った654円のギフトセットと

ご挨拶…と印刷された、熨斗シールを購入して。

引っ越しの挨拶がいつでも出来る

用意がしてあるのだが。

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