〜甘くとろけるスクールライフ〜
第1章 入学
20𓏸𓏸年__
超少子高齢化が進んだ今、
昔は考えられなかった学校制度が確立された。
一定以上の収入がない家庭は
特別性教育強化制度がある高校に
強制的に入学しなくてはならない。
母「入学おめでとう、心羽(こはね)」
「ありがとう、お母さん」
小学2年時、父が病死した。
それからは母親1人で育ててくれた。
当たり前のように、基準の収入がない私の家庭は
選択する権利もなく、この高校に入学することになった。
母「寮生活なんて、お母さん寂しいわ」
「お母さんと離れるの初めてだから私も不安だな」
母「……無理しちゃダメよ?…グスッ」
「もう!お母さん!泣かないでよ!笑
こっちまでなきそうになるじゃん!!泣」
母「いつでも…帰ってきていいんだからね?」
「ありがとう、、お母さん大好き」
高校3年間は寮生活_
外出も決まった日数しかできない_
学校内の情報は極少数しか公開されない。
表向きの一般授業についてしか公開されないのだ。
在校生・卒業生が作った裏サイト等は
国がすぐに探し出して即削除される。
そのため、性教育強化の授業とは
どういったものなのか
入学してみないとわからない_
多くの不安を抱え、私は入学式を迎えた