〜甘くとろけるスクールライフ〜
第7章 上書き
『いただきます…』
昨日の夜から大したものを食べていなかった
『美味しい…』
李斗「よかった」
『有馬くん、どうしてる?教室きてるの?』
李斗「…いないよ、停学になって実家帰ってる」
『えっ、…停学?』
李斗「うん」
『そこまでしなくても…』
李斗「するよ!そこまでするよ!
小羽のこと傷つけて、許さないよ…俺は」
『李斗くん…』
李斗「小羽…無理はして欲しくない。
でも、一般授業だけでも一緒に受けない?」
『うん、、明日は行く。』
李斗「あっ、先生が
いつでもいいから来てくれって言ってた」
『…中村先生?』
李斗「うん。小羽のことめっちゃ心配してた。
顔色悪くして( ᐢᢦᐢ )」
「フフッ( ˙˘˙ )』
李斗「少しでいいから、その笑った顔見せてあげて」
『うん。あとで、行ってくる』
李斗「…よかった」
『…ん?』
李斗「少しでも笑った顔見れて。
このあとの授業も頑張れそうだわ。」
『このあとって…S?』
李斗「うん。」
『そっか…』
李斗「…ん?」
『私いなかったら、李斗くん誰とペアやるの?』
李斗「…んー、どうだろ」
『…他の人と嫌じゃない?』
李斗「そりぁ、嫌だよ。
キスすら…俺は小羽とがいいよ」
『…』
李斗「…でも大丈夫だから。」
『…ん?』
李斗「何とか、誰とも組まないように頑張る」
『それは…ちょっと無茶じゃない?笑』
李斗「大丈夫、何とかする」
『…李斗くん』
李斗「ん?」
小羽は李斗に顔を近づけ、
優しくキスをした
『上書きしたら……ダメだからね///』
李斗「…///」
『…ねぇッ、顔赤いよ…///』
李斗「小羽が可愛いこと言うから…///」
『…李斗くんの優しさに
いつも本当に感謝してる。ありがとう。』
李斗「ううん、」
キーンコーンカーンコーン
李斗「あっ、予鈴だ。戻らないと」
『…うん。行ってらっしゃい。』
李斗「行ってくる。授業終わったらまた来るから」
そういって、李斗は部屋を後にした